嶋田 至のブログ
対話:「いま、ここ」に焦点をあてる
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2015-09-28
仕事がら、「対話の場」づくりをお手伝いすることがよくあります。
対話(ダイアログ)は、あるテーマについて、深く、ゆっくりと語りあい、相手の言葉に耳を傾けること。
お互いの理解を深めたり、多様なアイデアを共有することで、組織におけるイノベーションを促す効果もあると言われています。
さて、対話をおこなううえで気をつけたいことはいろいろあるのですが、いちばん大切なことは、「いま、ここ」に焦点をあてることかなと思います。
いま、ここでおこっていること。
私のなかにおこっていること。
相手のなかにおこっていること。
私と相手の間におこっていること。
集団のなかでおこっていること。
それはどんなことか?
なぜ、そんなことがおこっているのか?
今の言葉は、なぜ発せられたのか?
その言葉を受けた私は、どうなっているのか?
深く深く、丁寧に、「いま、ここ」におこっていることに注目することで、新たな「問い」が生まれてくることがあります。
そんな問いがさらに対話を深め、新たな気づきを促していったりもします。
そして、こんな対話の場が、「この人と、いまここにいてよかった」という感覚をもたらすのです。