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合同会社チーム経営(LLCチーム経営)

嶋田 至のブログ

社員の成長を促す内省(リフレクション)支援

2015-09-22

先日、チーム経営の協力会社である、パナソニックエクセルスタッフさんの公開セミナーを担当させていただきました。
セミナーのテーマは、「社員の成長を促す内省支援」でした。

内省(リフレクション)とは、仕事の体験をふりかえることから学び、行動仮説をたてることです。
そして、その仮説を試してみる、さらにその体験をふりかえって、新たな仮説を立てる...といった、内省のサイクルを回し続けることです。

仕事を覚えるだけなら内省しなくてもできますが、仕事を通じて成長していくためには、内省をすることが求められます。

しかし、自分だけで内省をするのは、限界があります。
体験をふりかえることは、記憶をたどって、ときには思い出したくないことを思い返すこともあるので、しんどい作業がともないます。
大事な課題を見つけることなく、安易にふりかえってしまうことがあります。

傍らに内省の「支援者」がいてくれて、受容的に聴いてくれたり、感じたことをフィードバックしてくれたら、もっと深くふりかえることができるかもしれません。

その時なにがおこったのか?
どんな結果になったのか?
自分はどう感じていたのか?
本当はどうしたかったのか?

より深い内省のために必要なことは、たくさんの「データ」を集めることと、「客観的な視点」をもつことです。
データとは、行動や発言、結果の詳細を明らかにすること。
そして、その時の感情や想いなども、丁寧に集めていくこと。
客観的な視点は、支援者からのフィードバックです。
私の行動は、相手からどう見られていたのか?
私の発言は、相手にどう受け取られていたのか?
私の「常識」は、相手にとっても「常識」だろうか?

私たちは、内省の「支援者」をもつことで、より深い内省を促すことができます。
そして、内省のサイクルを回し続けることで、以前よりもすこし成長した自分を実感することができるはずです。

今回のセミナーでは、そんなお話をして、グループ実習で「内省支援」を試していただきました。
各グループで、いろいろなフィードバックが飛び交っていました。

参加された皆さんに、内省支援の大切さは伝わったでしょうか?
またお会いして、聴いてみることができればと思います。

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