協力しあえる関係をつくる
対話から始めるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)
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2022-11-30
様々な組織やコミュニティーでワークショップをおこなって、最近特に感じるのは働く人の価値観が本当に多様になったということです。上の世代と若者との価値観のギャップは年々大きくなり、女性、シニア、外国人、リモートワークの人、障がいのある人、性的少数者(LGBT)、子育てや介護を担う人、など様々なバックグラウンドを持つ人と共に働くことが当たり前になってきています。
これからの組織は、「多様な視点」と「異なる価値観」を強みに人々が協働し、社会の急激な変化への適応力を高める必要があります。
多くの組織でダイバーシティ&インクルージョンは重要な経営課題になってきています。研修など多くのことが取り入れられているようですがそれだけでは組織に浸透していきません。多様なメンバーが持ち味を生かしながら気持ちよく働くには、それぞれが互いの持つ背景を知り、尊重し合うための「対話」が欠かせません。
また、コロナ禍が続いていく中で、在宅勤務が広がったり、出勤しても互いに離れて席に着いたり、何げない会話や雑談がなくなったり、対話の機会がなくなってしまいました。これからは、意図的に組織の中に対話の場を創り出す必要があるのではないでしょうか。
オンライン・ワールドカフェのような多様な人たちが対話する機会を持つことが「ダイバーシティ&インクルージョン」の第一歩だと思います。
「ワールド・カフェ」や、組織の中で利害関係のない人たちが定期的に話し合いの場をもつ「コマイニンググループ」のようなワークショップを導入しませんか?