嶋田 至のブログ
リーダーシップとは、とても「面倒なもの」
2022-07-25
長年、公開講座や組織内研修で「リーダーシップ」を学ぶ場をつくっています。
これまで多くの方々が、自分の持ち味を生かしたリーダーシップを学んでこられました。
ところで、リーダーシップとは、とても「面倒なもの」だと思います。
まず自分が変化しないといけません。
これまでの自分の常識を疑ってかかって、必要ならばモノの見方や考え方を変化させなければいけません。
自分の得意だったことをいったん横に置いて、これから必要と考えられるスキル学習に取り組むこともあるでしょう。
それに、他者と関わることで他者の考え方や行動の変化を促すことも必要になります。
相手にとっては、たまったものではないでしょう。
「これまでどおりに仕事をこなしたいのに、なぜ変えなければならないのか?」
その答えを探すあいだは、モヤモヤとした気持ちに支配されるのかもしれません。
自分にも他者にも、一時的ではあっても苦痛を感じさせることになる。
リーダーシップに苦痛や葛藤、対立はつきものだし、何よりも「面倒なもの」だと思います。
だからこそ、これを乗りこえるためのビジョンや胆力、支え合う関係性などが必要になってくるのだと思います。
それがリーダーシップを学ぶ上での、大切な学びだと思います。