嶋田 至のブログ
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)
2022-07-25
D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)が注目されて、ずいぶんたちました。
海外ではDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)と呼ばれています。
日本では「E」が抜けていることが気になっていましたが、近頃はDE&Iと呼ばれることも増えてきたようです。
ダイバーシティとは、一人ひとりの多様性を認めること。
一人ひとり、考え方や価値観、経験が違っているということを認め、大切にすることです。
そして、違いをそのままにするのではなく、組織のビジョン・ミッションを共有しながら各々の力を合わせることがインクルージョン(包摂)。
そのときに、お互いを認め大切にして、誰かを排除したり不利益を強いたりしないことがエクイティ(公正さ)でしょうか。
ダイバーシティを「みんなをダンスパーティに招待すること」、インクルージョンを「招待された人をダンスに誘うこと」と例えた人がおられました。
これに倣うとエクイティは、「相手が気持ちよくダンスできるように、相手の状態に合わせた場を整えること」と言えるでしょうか。
相手が車椅子に乗った人や足の悪い人だと、段差のない空間を用意することが必要です。
子育て中だったり介護中の人だったら、ダンスを早めに切り上げたほうがいいかもしれません。
ダンスの上手い人がいたら、その人の能力を披露できるように、ちょっと難しい曲を流してもいいでしょう。
誰もが自分の持ち味を最大限発揮できるような場を設けることで、一人ひとりが生きることができるのだと思います。
D&Iはどの企業でも長年取り組まれてきましたが、DE&Iとして取り組みを見直してみることも大事かもしれません。
すべてのメンバーが成長してこそ、組織の成長も実現するのだろうと思います。