広瀬 義浩のブログ
対話も弾むワールドカフェ[毎日新聞大阪版 2014年2月10日]
2014-02-11
1月29日(水曜日)に1年ぶりにワールドカフェを開催しました。
テーマは「最高のチーム」でした。
問いは
- 最高のチームにはなにがある?
- 最高のチームにはなにがある?
- で、どうすればできる?
今回は、毎日新聞さんに取材をしていただきました。事前に私の話を1時間ぐらい聴いていただいて、記者の方も自らワールドカフェに参加していただけました。単なる取材だけでなく自分の体験されたのでワールドカフェの本質がわかっていただけたのではないかと思います。
いい記事が掲載されましたので下記に記載します。
face bookページに、「組織の中に対話を取り戻す」を作ってます。いいね!してくださいね。
https://www.facebook.com/teamdialogue
対話も弾むワールドカフェ リラックスしてテーマ集中
「ワールド・カフェ」など、対話の手法を用いたワークショップ形式の研修が注目されている。さまざまな場で講師を務めるLLC(合同会社)チーム経営の広瀬義浩さんが掲げる目標は、「組織の中に〝対話″を取り戻す」。大阪市中央区内であったワールド・カフェに参加してみると、初めて会った参加者が打ち解け、対話は弾むようだった。
会議室に集まった参加者は講師も含めて27人。会社員、看護師、公務員のほか、社会起業家という若い男性もいて、職種も年代層も幅広い。4人一組のグループに分かれて、テーブルについた。この日のテーマは「最高のチーム」。広瀬さんが「最高のチームには何がある?」と問いかけた。
参加者は、卓上に置かれた小さなぬいぐるみ人形を手にとって話し始める。「自分が話しますよ」と意志表示する約束事だ。「最高のチームとは」。漠然としたテーマだが、「目的を共有することから始める」「それぞれの役割とコミュニケーションが必要」「最高のチームは、最強であることも意味するのかな」。発言は次々と続き、労働組合や看護師など、職場での経験を語る人もいた。
参加者は語りながら模造紙に思い思いのキーワードを書き連ねていく。メモというより落書きのようだ。対話の相手を交代するため席替えもあった。20分程度のセッションを3回重ね、論議が深まっていく。
ワールド・カフェは、カフェのようなリラックスした雰囲気の中でテーマに集中して語り合う対話の手法だ。自分自身のことを語る▽深いところで聴く▽リラックスしてポジティブ(積極的)に-といったエチケットがあり、話を聞いてもらえるという安心感が欠かせない。
しかし、正解はなく、結論を生み出す場でもない。さまざまな考え方やアイデアに触れて「気づき」があり、場の一体感も味わえる。参加者がそれぞれの思いをまとめたA4判の用紙には、「自分も他人も信じる」「垣根を越える」「柔軟な考え方で目標を見据えて」「フォロワーの関与を引き出すリーダーシップ」など、さまざまな視点が記されていた。
重要な連絡をメールで済ますなど、組織の中で対話が欠落しがちな時代だ。社会に閉塞感が漂うから、初めて会った参加者と交わす対話が新鮮に映るのだろうか。それとも、きっかけを求める前向きな参加者が集まるから、発見が生まれるのだろうか。広瀬さんは「不安が広がる時代だからこそ、対話が求められる。対話のないところに、社会や組織でのイノベーション(革新)は生まれません」と話していた。
ワールド・カフェやリーダーシップ研修についての問い合わせはチーム経営(06-6251-3775、メール info@teamkeiei.com)