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チーム経営塾(第2期)第5回のレポート(2026年5月)~自己開示とフィードバック

2026-05-22

2026年1月からスタートした第2期「チーム経営塾」の第5回を開催しましたので、概要をお伝えします。

【開催日「2026. 1~」】チーム経営塾(第2期) ~ファシリテーター型リーダーシップを身につける~(毎月開催)

チーム経営塾などの継続的な学習会においては、概ね4回目か5回目あたりで「自己開示とフィードバック」をテーマにしています。
だんだんと参加者同士の仲が良くなってくる頃でもあり、このテーマでワークをすると、一挙に心理的な距離が近くなることがあるのです。
その意味では、チームづくりにおける自己開示とフィードバックの効果を、からだで実感することができる機会になっているのではないかと思います。
 
自己開示とは、「自分を開く」ことです。
自分についての情報、たとえば自分の考えていることや意見、感情、意図、欲求、そして相手への期待などを率直に伝えることが、自己開示です。

自己開示がいっさいない状態では、チーム内での信頼関係はなりたちません。
適切な時期に適切な情報を開示していくことで、お互いの理解が深まり、信頼関係が醸成されていきます。

とはいうものの、自分のことを誰かに伝えることは、けっこう勇気がいるものです。
とくにチームを率いるリーダー(管理職)の立場だと、さまざまな不安が頭をよぎって、自己開示を妨げます。
「こんなことを話して、バカにされないだろうか…」
「頼りない上司だなと、部下たちに笑われたりしないだろうか…」
チーム内に十分な信頼関係がないと、不安な気持ちが「恐れ」となって、自分の情報を隠してしまいがちになります。
 
しかし、リーダーが自分の考えや思い、期待などを隠していると、まわりの人たちは上司の意図を適切にくみ取ることができません。
それは、チームづくりにおいても、あまり良い影響を与えないことが多いでしょう。
メンバーたちもまた、自分のことを隠す傾向が強まって、お互いが本音で関わりあうことが難しくなるかもしれません。

よいチームは、相互の自己開示が自然となされるものだと思います。
自己開示が進むことで、お互いの理解も深まり、「この人になら任せても大丈夫だ」という信頼の気持ちも高まります。

「信頼」と「信用」という言葉は、よく似ています。
でも、どんな場面でつかうかを考えると、けっこう異なっているようです。

辞書的に考えると、「信用」は「過去の実績による評価」と定義づけられます。
「あの人はいつも納期を守ってくれるから…」
だから、彼を信用できると考えるのです。

一方、「信頼」は過去の実績はあまり関係なく、条件を越えた関係性であったり、期待であったりします。
「あの人は納期を守らないな…、でもあの真面目な姿勢には期待したい…」
だから、今回も彼を信頼してみようと考えます。

人間関係づくりやチームづくりで大切なことは、信用よりも信頼です。
そして、信頼は自己開示から始まります。

自己開示についての小講義を終えて、自己開示を試すグループワークをおこないました。
2人ペアをつくって、一人が話し手となって「自分の苦手なこと」について語ります。
※もちろん、言いたくないことは言わなくても大丈夫です。
※念のため、チーム経営塾では毎回、冒頭で「守秘義務」をお願いしています。

もう一人は「聞き役」です。
話し手の話に耳を傾けながら、前回のチーム経営塾で学んだ「傾聴」の姿勢を試します。

時間が来たら、聞き手は自分が聞いたことを、自分の言葉で要約して、話し手に確認を取ります。
「いまあなたが話したことは………ですよね?」
話し手は聞き手の確認の言葉を聞いて、自分が本当に話したかったことと照らし合わせて、「…%です」「こんな言葉があれば、100%でした」と返します。
そして、役割交代して、同じように繰り返します。

その後は、フィードバックの小講義。
・フィードバックは評価やダメ出しではない
・フィードバックは、相手の言動が自分や周りの人たちのどんな影響を与えているかのデータを提供すすること
・フィードバックで大切なことは、自分が相手にとっての「鏡」になること
・互いにフィードバックしあうことで、お互いの成長を支えあい、関係性を高めていくことができる

そして、ふたたび先ほどのペアになって、お互いにフィードバックしあいました。
相手のどんな姿勢や言葉が、自分にどんな影響をもたらしたのか。
相手の言葉によって、自分の足りないところにどう気づいたのか。

フィードバックを伝え、フィードバックを受けることで、また新たな気づきが皆さんに生じていたようです。

終了後のアンケートでは、フィードバックは難しいといった感想が多く書かれていました。
一方で、フィードバックについてよく学べたなど、フィードバックの効果を実感したことも書かれていました。

コミュニケーションスキルは、学んですぐに実践できるわけではありません。
学んだことを試し、うまくいってもうまくいかなくても、ふりかえりながら次の関わり方を考え、それを試していくことで、徐々に身についていくものです。

次回の「チーム経営塾」のテーマは、「承認と育成のコミュニケーション~ポジティブ・アプローチ」です。
さらにフィードバックを探求していきたいと思います。

【開催日「2026. 1~」】チーム経営塾(第2期) ~ファシリテーター型リーダーシップを身につける~(毎月開催)

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