嶋田 至のブログ
チームづくり・組織づくりのためのファシリテーションを考える
2022-05-26
先日、久しぶりにオンライン対話会を開きました。
今回は、「チームづくり・組織づくりのためのファシリテーションを考える」というテーマでした。
「ファシリテーションって会議以外でも使えるの?」といった人もおられるなか、各グループでは多様な意見や経験、思いなどが話されたと思います。
私たちはファシリテーションのベースは「関係の質」を高めることだと考えています。
関係の質を高めるとは何か?
一言では表現できませんが、まずはお互いを理解しあえること。
あるいは、理解しようと努めることでしょうか。
次に、信頼すること。
一緒に働いていると信頼が揺らぐことばかりかもしれませんが、同じ仲間として100%信頼してみること。
そして、豊かなコミュニケーションを交わすこと。
耳障りのよいことを言うだけではないです。
ときには、厳しいことも言いあえること。
そんなことが、「関係の質」を高めることでしょうか。
関係の質が高まると、なんでも言いあえる、どんなことでも受けとめられあえる、心理的安全性が実現します。
あわせて、目標に向かって真剣に話しあえる場ができるでしょう。
対立があっても、その葛藤を乗りこえる力が出てくることでしょう。
対話会の最後に、「対話のふりかえり」をしてみました。
対話してみて、充分に自分の思いを伝えられたか、他者の思いを十分聞くことができたか?誰がどんな影響を、このグループに与えていたのか?…
そんなことを共有することができます。
「それが大切だ」
「そんなやり方もある」
ポジティブな意見もあれば、「やっぱり今の職場ではむりだ」といった、問題が明らかになったこともあります。
それでも、大切な一歩じゃないかなと思います。
皆さん、ありがとうございました。