嶋田 至のブログ
「ファシリテーションって、もっと肩肘張ったものかと思ってたけど...」
2019-11-12
「ファシリテーションって、もっと肩肘張ったものかと思ってたけど、手放したり、まかせたりするもんなのですね…」
先日の「『関係の質』を高めるファシリテーション講座」の最後に、参加者の一人が、こんなことを発言されました。
ファシリテーションをよく知らない人は、ファシリテーションと聞くと、頭が良さそうでおしゃべりの上手な人がみんなを引っ張ってるようなイメージを持たれることが多いようです。
実際にそんな人がいるかもしれませんが、もしそうだとして、その人がいなくなったらどうするのでしょう?
ファシリテーションは「無」から「有」を作りだすものではありません。
今あるものが、もう少し良くなるように、障害となっているものを取り除いたり、陰から力を添えたりすることです。
本当の力は、そこにいる一人ひとりが持っています。
ちょっと力を添えたのち、まかせたり、手放したりすることで、そんな力が生かされます。
一日間の講座の中で、大切なことを気づかれたのだなと思いました。