中央労働災害防止協会の月刊誌『安全と健康』に、2019年9月号から３回の連載記事を寄稿しています。
テーマは、「心理的安全性を高め、いきいきと働ける職場へ」です。

心理的安全性とは、メンバーが「このチームでは何を言っても受けいれてくれる」と信じている状態のことです。

第１回では、心理的安全性は「豊かなコミュニケーションの中で切磋琢磨できる風土」であることを説明しました。
そして、各々が意識的に働きかけることでチームの心理的安全性は高まるということを、あるメーカーさんを支援した事例紹介を交えてご説明しました。

第２回では、心理的安全性を高めるためのリーダーの役割について説明しています。
こんなことが求められると考えます。

・感情レベルの話ができる場をつくること
・心理的安全性を阻むものに注目すること
・傾聴し、受けとめること
・自分を開くこと（自己開示）
・主体的に働きかけること

人は人間関係のなかでは、「こんなことを言うと笑われるかもしれない、疎外されるかもしれない」といった恐れを持っています。
チームをまとめるリーダーが、まず主体的に「どんなことを言っても大丈夫だ」と範を示すことが必要です。
そして、メンバーの発言には、丁寧に耳を傾け、応答することが大切です。

第３回は、職場で心理的安全性を高めるための具体的な施策についてご紹介します。

お近くに同誌がありましたら、ぜひご笑覧ください。

◎『安全と健康』
https://www.jisha.or.jp/order/teiki/index.php?mode=detail&goods_cd=16111