嶋田 至のブログ
日本人が働きやすい職場は、外国人も働きやすい
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2015-10-02
先日、あるメーカー様で、海外出身の社員さんたちを対象にしたミーティングのファシリテーターを担当させていただきました。
中国、東南アジア、ヨーロッパなど、世界各地から来られた方々です。
皆さん、日本の大学に留学して、そのままこの会社に就職されたので、日本語は達者です。
しかも、発言を聴いていると、前向きに仕事に取り組まれている様子がうかがえます。
今回のミーティングの趣旨は、海外出身者が日本で働く上で、どんな問題があるかを洗い出すことでした。
「母国の両親が心配...」
「外国人だと見下す人がいる…」
「旧正月に長期の休みを認めてくれない...」など、
外国人ならではの悩みも多々ありました。
しかしながら、「問題」の多くは、
リーダーの無責任な行動やマネジメントの欠陥に関すること、
あるいは社内の非効率なルール、
目的のわからない仕事、
将来が見えないキャリアプラン...、など、
日本人社員にも共通する問題でした。
あらためて、日本人が働きやすい職場は、外国人も働きやすいということを感じました。
「多様性の促進」や「ダイバーシティ・マネジメント」という言葉がよく聞こえてきますが、案外、身近なところから改善していくことが、多様な人たちを活かすことにつながってくるのかもしれません。