チームワークを強める
某新規開店ショップ チームワーク研修例
2011-09-20
2011年 8月某日、ある新規開店ショップの従業員のチームビルディング研修を行いました。
店長以下、約30名の20代から30代の若い人たち、まだ出会って2日目のメンバーもいる中での研修ということで、
研修のねらいとしては、
- メンバーがお互いを深く知り合う機会になる
- チームワークのいいショップを作るために必要なヒューマンスキルを学ぶ
- 傾聴、自己開示とフィードバックのスキルを身につけ、自分たちの力でチームが成長することを体験する。
この3つを重点に置きました。
研修の内容は
- チェックイン ※お互いに人として知り合うワーク
- チームワークを見る視点を体験的に学ぶ
- ヒューマンスキル
- チームの成長のカギを握る、傾聴、自己開示、フィードバック
- チームワークを体験するグループ実習
- チームワークを促進するためのはたらきかけ
- 対話セッション 「私はこのようなショップにしたい」
まず、偏愛マップというワークを通してお互いに知り合うことをしました。自分の好きなものを披露しあうだけなのですが、意外なものが出てきたり、自分の好きなものを話すので、いつもと違う表情で笑いながら話ができて、メンバー同士の距離感がグッと近づきました。
次は、フラフープを使ったグループワークです。
一見簡単な課題ですが、意外と難しい。
この活動を振り返ることでチームワークを見る視点を学びます。
あとは、チーム成長には不可欠なヒューマンスキルの「傾聴」「自己開示」「フィードバック」をトレーニングしました。
この後は、紙でタワーを作るグループ作業をした後に、自分でどのようにチームで働きかけたかを考え、他のメンバーからフィードバックをもらいます。自分がどうチームに貢献したか、それが周りにどう影響を与えていたのかを知ることができます。
チームワークをよくして成果を上げるためには、リーダーシップやメンバーシップをどう発揮していくかを体験的に学びました。
最後は、対話のセッションです。よくリーダーたちは新人のスタッフは何も考えていないというのですが、新人
でもお店に対して真剣な思いがあるのです。
この時間で、みんながどのような気持で働いていきたいかが言語化されます。
それを全員でわかちあって、それぞれの思いが共有されるいい時間でした。
よくあるチームビルディング研修のように、「これから頑張ろう!!」とハイタッチしてモチベーションをあげるだけ上げる研修ではなくて、それぞれの大切にしたいものを分かち合って、お互いの個性を大切にしながら主体的に目標にむかって、チームがグッとしまって進んでいくような研修だった気がします。
最後にアンケートの中に書いてあった言葉をそのまま載せておきます。
リーダーが一人で引っ張って行くのは限界があるります。メンバーの個性がそれぞれ生かされ、メンバーそれぞれがリーダーシップを取りながら主体的にかかわりあいながら、チームワークのいいショップになることを願っています。
【アンケートより】
メンバー
- 「他の方から見た自分を伝えてもらう機会は少ないので、自分の言動が相手にどう映るのか知ることができて良かったです。」
- 「普段出来ないグループワークができて新鮮で楽しかったです。」
- 「普段、座学ではやらないことをやったので楽しかった。」
- 「なかなか難しいと感じたが、これを心がけることで人間関係が円滑に進んだり、何よりお客様への対応に役立つと思う。」
- 「今日の研修をみんなが知っているということが今後役に立つと思う。」
- 「積極的に何事も取り組みたい」
- 「仲が良いからこそ、いいことと悪いことを伝いあえたらいいと思いました。」
- 「みんなのそれぞれの思いを言葉にできたことは有意義だった。」
- 「今後のお店づくり、チームでの活動に役立てていきたい。どうすれば気持をスムーズに伝えられるか、協力し合えるのか。」
- 「同じ作業をしていても、人それぞれで認識の仕方が違っていて出来るものが異なる。コミュニケーションの重要性を理解した。」
リーダー
- 「出会って2日目のメンバーです。良いチームワークのためにとても有効な研修でした。感謝しています。」
- 「チームワークで自分の意見、他の意見をどのように結び付けていくかという課題が役に立つと思いました。」
- 「ゲームを通してチームワークの重要性を体感できました。楽しみながら学べたことに感謝します。」
- 「今まで体験したことのない研修だったので新鮮だった。」
- 「全体の流れもそうだし、実のある内容でした。自分の立ち位置が確認できた。」
- 「体験学習の多い研修だとメンバーのことがよく知れると思いました。」
- 「新店舗オープン、チームワークもみんなで作り上げていきます。」