嶋田 至のブログ
「理想の組織」のかたち
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2016-09-07
研修などで、ときどき、「理想の組織」を、絵で表現していただくことがあります。
画用紙に、マジックやクレパス、色鉛筆などで、さまざまな絵が描かれます。
見ているだけで、楽しくなってきます。
描いていただく絵は、多様なのですが、強引にグループ化すると、3つのカテゴリーにまとめられるかなとも思います。
ひとつは、たくさんの人たちがサークルになって、手をつなぎあっているような絵です。
ひとつは、太陽などひとつの方向に向かって、花を咲かせているような絵です。
もうひとつは、大きな樹木のイメージ。根が張って、太い幹があって、枝の先に多様な実がなっているような絵。
それぞれが、「理想の組織」の特徴をあらわしていて、その人が大切にしている側面が、強く表れているように感じます。
手をつないでいるのは、円滑なコミュニケーションの表現でしょうか?
太陽に向かっているのは、ビジョンの共有と浸透を表現しているのでしょうか?
樹木のイメージは、組織風土や伝統、役割分担やイノベーションのプロセスでしょうか?
絵を描くことで、自分が大切にしている価値観に、あらためて気づくことがあります。
そして、おたがいに、似ているところと違っているところを認識することもできます。
違っていることは、異なる側面から組織づくりに取り組んでいけるということ。
それぞれが、異なる側面をしっかりと見ているのだということ。
お互いが見ているところの違いを認識しながら、それぞれの得意なところから、ともに「理想の組織」づくりを進めてくことができればと思います。