嶋田 至のブログ
頭で理解すること、腹落ちすること
2022-07-25
頭で理解できても、納得できていないことがあります。
そんなときは反論するか、それができないときは「なんか違うな」「ちょっとモヤモヤするな」などといった感覚を、ずっと持ち続けていることが多いです。
でもなにかの拍子に「はっ」と気づいて、すっと納得することがあります。
「腹落ちする」って、こんな感覚だったかな…などと思います。
話を聞いていてなかなか理解できないときは、しんどく感じることがあります。
とくに相手と価値観が異なるときなど、「なにを話しているのか理解できない」といった感覚を、もやーっと感じ続けることがあります。
そして、論理の矛盾だとか、明らかに事実と異なる点など見つけると、指摘したり反論したりといったやりとりを始めることもあります。
ただ、それで答が見つかることはめったにないので、もやーとした感覚は残ったままです。
頭で理解できなくても、反論することをしばらく保留していると、また違った感覚になることもあります。
理解できないままに相手の話を受け入れていると、しばらくしてなんとなく腹落ちできることもあるからです。
頭ではまるで理解できていないけれど、「この人は今、こう思っているんだ」「この人の考えではこうなるんだ」といった感じでしょうか。
ただし、相手への信頼がある場合に限られるかもしれません。
相手が自分に真摯に思いを伝えようとしているという信頼です。
どちらがいいとかいうことではないです。
ただ、ときには頭で理解することよりも、じっと受け入れてみることを選んでみることも大事かなと思います。