嶋田 至のブログ
「ナラティブ」と「ストーリー」とのちょっとした違い
2022-05-26
昨日、ナラティブに関する本を読んでいたら、「ナラティブ」と「ストーリー」の違いが書かれていました。
明確な違いはないのですが、使われ方によって微妙な違いが見えてきます。
ナラティブは「物語」と訳されたりします。
形容詞と名詞が同じ言葉です。
ナラティブセラピーなど、語ることで何かを癒したり、問題解決を促したりする意味があります。
元々はナレーションと同じ語源だそうです。
語る人(主体)や語っていることを指しているようです。
ストーリーも「物語」と訳されますが、語源は歴史(ヒストリー)という言葉と同じだそうです。
「ストーリーテリング」などの用例があります。
「語られる物語」といった意味がありそうです。
だからどうなのだいったことですが、こんな微妙な差異を感じると使い方に気をつけたいものだと思います。
日本語にするとどちらも「物語」ですが、「物語」だと言葉の持つ意味が違ってきます。
日本語に置換しずらいから、カタカナで表現します。
微妙ですが、違いを大切にしたいものだと思います。