企業内研修でヒューマンスキル系の研修を実施したとき、たまに、終了後のアンケート用紙に「知ってることばかりだった」と書かれることがあります。
    
そんな回答を読むと、いつも「残念だな」と思います。
     
ヒューマンスキル系、たとえば、コミュニケーションやリーダーシップ、ファシリテーションなどのスキル養成の研修では、みる、きく、つたえるといった人間関係の基本をベースにしたトレーニングをします。
理論の提供も大事にしていますが、それ以上に、各人が実践してそれをふりかえることを大事にしています。
ヒューマンスキル系の学びは、理論を覚えることよりも、理論を手掛かりにして、実践のふりかえりから自分に適した学びを得ることが大切なのです。
   
もとより、「知っていること」と「できること」は違います。
頭でわかっていても、それが現実につかえるかどうかは、まったく別の問題です。
また、「できること」が「継続できていること」とは限りません。
たまたまできたことが、どこでも、誰に対してもできるわけではないのです。
     
研修の時間を自分を点検する機会につかわず、無駄にすごされたのではないか...、そんな気がします。