最近、ヤフーの「1on1(ワンオンワン)」が、部下の成長を支援する手法として、注目されています。
これは、部下が自分の仕事の体験やそこで思ったことを内省し、あらたな行動への「気づき」を促す育成の手法で、いわゆる「内省支援(リフレクション支援)」のひとつのアプローチだと思います。

うまく使えば効果が期待できると思いますが、この記事によると、「自分のやりたいことに気づくと部下が会社を辞めるのではないか?」といった懸念もあるそうです。
   
部下が内省によって何に気づくかは、上司がコントロールすることはできません。
上司はいろいろなかかわりを通じて、部下が体験の内省から何かに気づくための環境をつくるだけです。
(相手の気づきを待っていることを「内省待ち」と言います)
   
ただ、このとき、内省のベースの考え方を理解しないで、ただ「1on1」の「やり方」だけを真似ると、中途半端な気づきを生じさせかねません。
そして、ここで働く意味を見失ったり、上司との信頼関係を弱めたりしかねません。
    
「1on1」をはじめ、内省支援に取り組むリーダーたちには、次の2つを大切にしてほしいと思います。
      
・何でも言える「安全な場」をつくり保持すること
・目的を明確に共有し真剣に対話する場をつくること
    
内省支援を適切におこなうためには、この2つの場づくりが必須だと思います。