雑誌『明日の友』の2017年秋号に、私たちチーム経営のアドバイザーである長尾文雄さんと、淀川キリスト教病院のチャプレン(病院内牧師)、藤井理恵さんの対談記事が載っています。
対談のテーマは、「たましいの痛みに寄り添って」です。
    
藤井さんは、ホスピスに入院している人を訪ね、その人に「寄り添う」ことを仕事にされています。
ときには、「何をしてくれるんですか?」と冷たい視線を感じることもあるようですが、「何もできないけど、いさせてください」と自分で認めるなかから、寄り添うことができてくるのだそうです。

長尾さんは、若い頃に「いのちの電話」にかかわり、今も電話相談員の育成に携わっておられます。
「いのちの電話」に電話をかけてくる人たちは、自分で自分を追い詰めて、持っていき場のない感情のなかで電話をしてきます。
相談員は、それをそのまま受けとめて認めることが大切ですが、ついつい励ましたり、否定したりしがちです。
聴く側が、自分の弱さや限界を知っておくことが求められます。
   
お二人の仕事は、「たましいの痛みを抱える人たちの話を聴き、寄り添う」ことかもしれません。
どちらの仕事も、何かをしたり目に見える成果をだすのではなく、「いま、ここ」に焦点をあて、自分の気持ちも相手の気持ちもそのままに受け取ることが大切だそうです。
そして、感じた気持ちを伝えあうなかで、「気持ちの響きあい」が生まれてくるということです。
  
人に寄り添うとは、そんなことから始まるのだろうと思います。
    
ほんの数ページの記事ですが、「共感」「リフレクション(内省)」など、人間関係づくりにとって、とても大切なことが書かれています。
寄り添うことは、特殊なケースで求められることではなく、私たちが人間関係をつくっていくときの原点となることだと思います。
    
ぜひ、手に取ってみてください。

『明日の友』の2017年秋
http://www.fujinnotomo.co.jp/magazine/asunotomo/a0230/