チーム経営の講座や研修では、よく「傾聴と確認」のペアワークをおこないます。
話し手が話すことを聴き手が聴き、自分が受け取ったことを自分の言葉で話し手に確認するるワークです。
このワークをするたび、受講者の方々は「聴く」ことの大切さと難しさを、実感されます。
聴くということは、相互理解をすすめる上で、とても大切なことなのです。
  
さて、マーガレット・ウィートリーの著書『「対話」がはじまるとき』には、「聴く」ことの基本が込められているような文章があります。
以下に、いくつかを抜粋します。
         
「人間にできるいちばん簡単な行動には、一番大きな癒しの力が秘められています。その行動とは、誰かの言葉に耳を傾けることです。ひたすら聞くこと、助言を与えたり励ましたりするのではなく、ただ黙って相手の言葉を受け止めることです…」

「どんなに辛い目に遭っても、誰かにその経験を聴いてもらえると、気持ちがラクになるものです。私は、きちんと耳を傾けてもらえた話し手が癒されていくのを何度も目にしてきました…」
   
「なぜ、話を聞いてもらえることで人はこんなにも癒されるのでしょうか?完璧な答えはわかりません。けれども、人が人に耳を傾ければ、そこに絆が生まれるという事実と無関係ではないはずです…」

「私たち人間のあるべき姿とは、寄り添うことです。いま、互いの距離をどんどん広げているのは確かですが、つながりたいという気持ちを失ったわけではありません。誰もが語るべき話を持ち、人とつながるために自分の話を打ち明けたいと思っています…」
 
「耳を傾ければ互いの距離は縮まり、私たちは一体感を取り戻し、より健康で気高い存在へと成長できるでしょう。しかし耳を傾けなければ、バラバラのままで苦しみは増すばかりです…」
 
「聴く」ことの大切さに気づく場をつくっていきたいと思います。
   
『「対話」がはじまるとき』
https://www.amazon.co.jp/dp/486276102X/