チームづくりを促すファシリテーションのおもな役割として、場の観察と分析、場への介入があります。
    
「介入」は、英語の“intervention”の訳語で、ファシリテーションの解説書ではよく使われる言葉です。
ただ、実際にチームづくりに携わる私たちからすると、ちょっと違和感を感じる言葉でもあります。
   
日本語の「介入」という言葉には、「干渉」「介在」「斡旋」「仲介」「妨害」「割り込み」...といった、やや強制的・操作的な意味、さらには「うまくいかないように妨害する」といった、ネガティブなイメージがあるようです。
    
そのため、私たちは「介入」という言葉は講座などでは使うものの、実際の現場では「介入」の代わりに、「働きかけ」や「促し」といった言葉を使うようにしています。
 
チームは、一人の力によって、あるいは外部からの力によって、強制的につくられるものではありません。
チームを構成するメンバー一人ひとりが自主的に力を発揮しあって、チームが成長していくものだと思います。
それが、介入(働きかけ)というものです。
    
ちょっとした働きかけが、相手に気づきを与え、チームに活力を生みだすことがあります。
介入と言う言葉のもつイメージに惑わされることなく、そっと働きかけることを大切にしていきたいものだと思います。