一人ではできないことをなしとげるために、私たちは組織というものをつくるのですが、いったん組織をつくってしまうと、組織を存続することが目的となります。
さらに、組織を大きくすることが、主たる目的になってしまうことが多々あるように感じます。

はじめは人のためにあった組織が、大きなくなる過程で、組織のために人を従属させ、ふりまわすようにもなります。
人の論理よりも組織の論理が優先され、そのなかで、人が埋もれていく、潰されていく、排除されていく…といった、非人間的な事態が多発するようにもなりがちです。
    
組織開発において、この70年間受け継がれてきた「価値観」のトップは、Humanistic(人間の尊重)です。
Humanisticは、一人ひとりを「この上なく尊いもの」と捉えるということだと理解しています。
 
組織づくりや組織の活性化は、ここからしかスタートできないのだろうと思います。
「人ありき」の組織づくりが、人を生かし、協働をつよめ、結果として組織の底力を強めていくのだと思います。