組織開発の源流、クルト・レヴィンの言葉に、「独りの人間を変革させるよりも、集団を形成している個人を変革させるほうが簡単である」というのがあります。
  
私たちは、ある特定の個人に対して、その能力を伸ばそうとしたり、モチベーションをあげようとしたり、問題行動を阻止しようとしたりしがちです。
そして、たいていの場合、コストをかけたわりに変化の実感が乏しかったりします。
 
他者を変化させるのは無理があります。
    
一方、個人の思考や言動は、集団の影響をつよく受けています。
集団の規範や雰囲気などが変化すると、集団に属する個人の行動にも変化が期待できます。
    
B=f(P・E)

一人ひとりの行動や習慣(B)は、その人の個性(P)と集団の風土(E)の双方から影響を受けているという数式です。
他者の個性を変えることは難しいですが、集団を変化させるために、自分自身のあり方やかかわり方を変えることは容易です。
 
私たちチーム経営が組織にかかわるとき、まず自分自身の影響力、とくにリーダーが自身の影響力を見直す場をつくることを大切にしています。
組織の変革は、そこから始まります。