前にも書きましたが、ファシリテーションの説明をするときはいつも、初めに「ファシリテーションとは、場づくりのこと」だと言ってます。

そして、場づくりの「場」とは、関係性のこと。
すなわち、話しあいを通して、職場やコミュニティの人間関係を深めていくことが、ファシリテーションの大きな目的です。
    
会議の成果を出したとしても、関係性を希薄にしていたとしたら、それはファシリテーションとは言えません。
成果って何でしょう?
メンバーの意見を待つことなく、一人で強引に話をすすめて、意思決定することはできます。
少数意見を受け入れず、自分の主張を押し通すことも可能です。
意思決定するだけならば、ファシリテーションは不要です。

ただ、それは短期的な「成果」であって、長期的に組織のためになるかどうかはわかりません。
会議などの話しあいを通じて、お互いの関係性を高めていくことができれば、それは長期的に組織を支える「成果」になるはずです。
      
意思決定をすることがファシリテーションの目的ではありません。
あくまで、関係の質を高めていくことが、ファシリテーション。
そこをおろそかにすると、ファシリテーションの導入は組織にとって弊害でしかないように思います。