先日、これまでチーム経営が研修やコンサルティングなどの支援をおこなった組織で、組織づくりに携わってこられた方々に、お話をお聴きしました。

皆さん、業種も職種も、役職も異なる方々なのですが、お話に共通するものがあるようです。
たとえば、こんなことです。
       
1. いまできることから始めてみる
 
皆さん、はじめは、現状の組織運営に対する違和感を持たれます。
「理想の組織(職場)像」はボンヤリしているけれど、「まずは現状をなんとかしたい」という感覚です。
そして、いま自分のできる範囲で、何らかの行動に着手します。
誰かに指示するのではなく、環境が整うのを待つのでもなく、いま自分で行動するということです。
  
2. 葛藤をのりこえる過程で協力者が現れる
 
立場が上であっても下であっても、変革のための行動をおこすと、必ず抵抗が生じます。
対立や批判のなか、悩んだり、「これでいいのか」「自分でいいのか」という葛藤がおこったりします。
でも、行動を続けていくなかで、協力者や支援者があらわれます。
こちらから近づいていく場合もあります。
向こうから近づいてくる場合もあります。
抵抗や反発をあきらめて、黙って承認してくれる場合もあります。
      
3. 自分が変化することでまわりが変わる
 
行動を続けるなか、自分自身のコミュニケーションの特徴や考え方の特徴、まわりへの影響力に気づきます。
自分が案外、よからぬ影響をまわりに与えていたことも。
その気づきが、自分自身の変化を促します。
そして、さらにポジティブな影響をまわりに与えていきます。
  
4. 行動を続けるなかで、あるべき組織像が明瞭になる
  
行動を続けるなか、はじめはボンヤリしていた組織(職場)の理想像が、明瞭なイメージになっていきます。
それは、この他の組織では実現できないような、この組織だからこそ実現可能な理想像です。
変革を試みることで組織の強みが見えてくると言われますが、実際に変革への行動を続けることで、強みを生かした組織のあり方が明確になってくるようです。
    
どのケースも、新聞に載るような華々しい組織変革の事例ではないのですが、着実に変化がおこり、前よりも働きやすく、メンバーの持ち味が生きる職場になっているようです。
   
組織づくりの行程は各々異なりますが、共通する「ヒーローズジャーニー(英雄の旅)」のプロセスが垣間見られて、とても興味深く感じました。