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博野英二(LLCチーム経営)プロフィール

代表 博野英二(ひろの えいじ)のプロフィール

 

こんにちは。LLC(合同会社)チーム経営の博野です。「人が生き、成果があがる職場づくり」のファシリテーションに興味を持っていただきありがとうございます。

私はいま、月のうち10日間くらいをいろいろな職場でファシリテーターやそのサポートを、5日~7日くらいをファシリテーションに関わる講座・研修を、そして3~5日ほどスタッフ内での打ち合わせをするというふうに仕事をしています。
ファシリテーションには、その人の価値観・人間観が反映されると言われます。もし 皆様がファシリテーター派遣や講座受講をお考えなら、私がなぜ、どんな思いでファシリテーションに関わる仕事をしているのかを理解したいと思われるかもし れませんね。少しプロフィールをさかのぼって、ご説明してみたいと思います。
(1)銀行員時代~芽吹き~
大学で経済学を学んだ後、私は当時名古屋に本店があった銀行に入社しました。銀行では、支店業務のほか、海外店のオンラインシステムの開発・保守、海外銀行向けの与信枠の設定などに携わりました。また1年北京に語学留学に派遣されました。
この時代に、知恵とチカラをあわせられる職場も、過度にトップダウンで運営される職場も見ることができました。また、「上司の言うことは絶対」と自分自身を追い込み、自分を見失ってしまっている人に出会ったこともあります。本当に悲しい思いがしました。
また北京の大学に留学し、そこの博士課程で学ぶエリートたちと交流し、異文化における価値観や考え方の大きな違いに気づかされたことがあります。ファシリテーションでは1人1人の違いを乗り越えることが大事ですが、その難しさを実体験できたのです。
最後に、当時私は電話相談のボランティアを始め、そこで南山短期大学の人間関係学 科におられた中堀仁四郎さんと出会いました。いまの私のファシリテーションの師匠です。そして大学主催の5泊6日の「Tグループトレーニング(人間関係ト レーニング)」に初めて参加したのもその時でした。
(2)神戸大学MBAコース時代
その後、銀行を辞め、神戸大学のMBAコースで学び始めました。ここでは経営に関 する体系的な理論と科学的な方法論について学ぶ事ができました。また「日中管理者間のコンフリクト管理」について修士論文を書くことができました。こうし て組織運営や異文化の問題、葛藤の問題を中心に文献を丁寧に読めたことも、いま職場の中でのファシリテーションを実践する上で、必要なベースを提供してく れています。
(3)講師時代の学び
MBA取得後、私はいろいろな学校で経営を教える仕事に就きました。短大や専門学校、予備校などもありました。
この仕事では特に、生徒さん達が「経営」を徐々に理解していき、自分で学ぶ事を楽 しみ、自信をつけていく過程を毎年経験することができました。これはいまのファシリテーションの仕事でも「自分で考え、動く」こと、さらに「学ぶこと」の ファシリテーションにつながっていると感じています。
よく社長さんが、社員のレベが低いということを言われる時があります。でもこの時 代、できが悪いと言われるほとんどの生徒さんが成長したことを見ているので、私はほとんどの人に優秀に仕事をこなし、場づくりをする能力が潜在的にあるこ とを信じています。ファシリテーションではメンバーを信じることが基本ですが、ここでの経験はとても役立っています。
(4)ファシリテーションの本格的な学び
こうした時、中堀先生からお誘いを受け、Tグループのファシリテーションを学び始 めました。Tグループはクルト・レビンを始祖とするグループダイナミクスの研究から生まれたグループトレーニングの方法です。数日の合宿トレーニングの中 で、まったく知らない間柄の人たちが作るグループが徐々に成長し、深い信頼関係を構築し、信頼をベースとした課題解決(個人の成長の支援)ができるチーム が生まれてきます。
こうした個人とグループの成長の過程では、さまざまなプロセスが生じています。こ うしたグループのダイナミズムをオブザーブし、一つ一つの言動の影響力を「見る」訓練、勇気を持ってファシリテーターとしてグループやメンバーにかかわっ ていく経験は、今の仕事のベースとなっています。
そして今も、南山大学で行っているTグループや中堀先生がされているTグループでファシリテーターをし、勉強会で自分がファシリテーターをした時のテープを聞いて、皆からクリティークを受けるなど、学びを続けています。
(5)チーム経営の立ち上げ
こうした学びの中で、私はこうした一人ひとりを大事にしつつ、信頼関係の構築をベースに、課題をより創造的に効果的に解決していくプロセスが、研修の中だけでなく、職場においてもある程度実現可能なのではないかと思い始めました。
そしてTグループを学ぶ人たちの中にも、同じように経営現場でファシリテーションを広めようという意思を持つ仲間たちがいたのです。チーム経営のパートナーである山岸さん、鈴木さんともこうした学びの場で出会いました。
ちょうどそのころ、中小企業診断士の試験に受かったこともあり、まず個人で仕事を始めました。その後、下記の使命と価値観を「旗頭として」仲間を募り、2006年にLLP(有限責任事業組合)を、そして2008年にLLC(合同会社)を立ち上げたのです。
<使命>
人が一人ひとり大切にされ、その能力を伸ばし人間として成長していくことと、人々が知恵とチカラをあわせることで、組織の成果が向上することが両立する経営(チーム経営)が可能であることを示し、これに取り組む人、組織を増やしていくこと
<価値観>
・私たちは、人間の尊厳・成長と組織の成果の両立を大事にします
・私たちは、人々の対話的関係と場(プロセス)を促進することを大事にします
・私たちは、共にあることで、みなさま自身が変革を成し遂げることを支えます。
・私たちはよりよいチーム経営のあり方を追求し、学び続けます。
(6)ファシリテーションを仕事に
チーム経営の仕事は、最初は講師業と並行して行っていたのですが、幸い徐々に私を ファシリテーターとして受け入れてくださる職場が増え、年間100日を超えるファシリテーションの経験を積むようになりました。また研修なども行政の方か ら、民間の方、労働組合の方、また大学からとさまざまなご依頼を頂くようになってきました。そこでファシリテーターに関わる仕事の専業となったのです。
こうしたプロセスの中で、多くの人たちから支援をいただきました。チーム経営のファシリテーションは当然Tグループのファシリテーションとは異なります。これを探求する際には、師の一人である長尾文雄さんとパートナーたちが助けて下さいました。
また実際にファシリテーションをどのように現場で使うかの探究については、経営者やリーダーが集い、事例を交換し合い、学びを進める「チーム経営研究会」(すでに3年になります)のメンバーに多く助けをいただきました。
(7)経済人の終わりとファシリテーション
私の尊敬するP.ドラッカーは、現代を「経済人の終わり」の時代と認識していまし た。つまり宗教や政治が人や社会の中心であった時代が終わったように、経済だけが人を動かす時代は過ぎ去るだろうと考えていたのです。サーバントリーダー シップの著者グリーンリーフも、真に意義あるミッションに向かうのを支えてくれるリーダーの下だけに、人々が集まる時代が始まると考えていました。
つまり、メンバー一人ひとりの、人としての、そして社会人としての成長を助け、そ の多様性を成果に生かし、社会に貢献していく経営が真に求められる時代が始まりつつあるのではないでしょうか。こうした職場だけが、優秀な人が集まり、エ クセレントな成果を上げ続けることができると思います。
私も微力ながらファシリテーションを通じて、こうした経営、社会の実現に少しでも貢献できたらと思っています。
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